
相続対策としてのリースバック|現金化で遺産分割をスムーズに
リースバックを相続対策に使う考え方を解説。不動産を現金化して遺産分割をスムーズにしつつ住み続けられるメリットと、相続税評価への影響など注意点を整理します。
約4分で読めます
「自宅が主な財産で、相続で子どもたちがもめないか心配」。そんなときに、リースバックで自宅を現金化しておく方法があります。ただし相続税の節税策ではない点に注意が必要です。
✓この記事のポイント
- 不動産は分けにくく、相続でもめる原因になりやすい
- リースバックで現金化すれば、遺産分割がスムーズになりやすい
- 売却後も賃貸として住み続けられる
- ただし「現金は相続税評価が下がりにくい」ため、節税目的には不向きなことも
- 相続税の有利・不利は税理士に試算してもらうのが確実
不動産の相続が「もめやすい」理由
自宅などの不動産は、現金のように簡単に分けられません。相続人が複数いると、「誰が住むのか」「売って分けるのか」で意見が割れ、争いの原因になりがちです。
リースバックで現金化するメリット
- 分けやすくなる:現金化しておけば、相続人で公平に分割しやすい
- 住み続けられる:売却後も賃貸として今の家に住める
- 管理の負担が減る:固定資産税や修繕の負担から離れられる
売却前
- 所有者
- 本人
- 居住
- 本人(持ち家)
- 毎月の負担
- ローン等
売却後(リースバック)
- 所有者
- 買主(不動産会社等)
- 居住
- 本人(賃貸として継続)
- 毎月の負担
- 家賃
注意点:相続税の評価には要注意
節税目的なら慎重に
不動産は相続税評価で時価より低く評価されることが多く、現金化するとかえって相続税の課税対象額が増える場合があります。「分けやすさ」のメリットと「相続税」への影響は別問題として、税理士に試算してもらいましょう。
つまり、リースバックは**「分割をスムーズにし、住み続ける」ための手段**であり、相続税そのものを減らす節税策ではない、と理解しておくことが大切です。
よくある質問
Q. 相続前と相続後、どちらで使うべきですか? A. 目的によります。本人が住み続けながら現金を分けたいなら生前、相続後の換価分割の一手段としても使えます。状況に応じて専門家に相談しましょう。
Q. 相続税は安くなりますか? A. 一般には期待しにくいです。不動産の評価減が使えなくなる場合があるためで、目的は「分けやすさ・住み続け」と考えるのが適切です。
Q. 家族に内緒で進められますか? A. 相続に関わるため、家族と共有して進めることを強くおすすめします。
まとめ
リースバックは、相続でもめやすい「自宅」を現金化して分割しやすくし、かつ住み続けられる手段です。ただし相続税の節税策ではない点に注意しましょう。高齢者のリースバックやリースバックとはもあわせてご覧ください。
関西エリアでのご相談は、無料相談フォームよりお気軽にどうぞ。
この記事の執筆・監修
リースバックス 編集部編集部
リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。
監修:松浦 誠大宅地建物取引士
株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。
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