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リースバックが向いている人・向かない人
基礎知識

リースバックが向いている人・向かない人

老後資金・住宅ローン負担・事業資金など、リースバックが向いているケースと、慎重に検討すべきケースを、図解つきで具体的に解説します。

9分で読めます

リースバックは万能ではありませんが、状況によっては非常に有効な選択肢になります。

この記事のポイント

  • リースバックは「まとまった資金が必要」かつ「引っ越しはしたくない」が揃うと利点が活きる
  • 向いている:老後資金にゆとりを持たせたい/住宅ローンの返済が負担/事業資金や急な出費/相続・離婚の資産整理
  • 慎重に:通常売却のほうが手取りが多い/家賃を払い続ける見通しが立たない/長く住みたいのに定期借家しか選べない
  • 判断は「いくら手元に残るか」と「毎月いくら払い続けられるか」を家計全体で見ること
  • 当てはまるか迷う場合は、複数社の条件比較と専門家への相談で具体化する

向いている人・慎重に検討すべき人

まずは全体像を図解で整理します。左が「向いている人」、右が「慎重に検討すべき人」です。

向いている人

  • 老後資金にゆとりを持たせたい
  • 住宅ローンの返済が家計の負担になっている
  • 事業資金や医療費などまとまったお金が要る
  • 相続・離婚で資産を現金化して整理したい
  • とにかく今の家に住み続けたい

慎重に検討すべき人

  • 通常売却のほうが手取りが多くなりそう
  • 家賃を長期に払い続ける見通しが立たない
  • 長く住みたいのに定期借家しか選べない
  • 買い戻しを前提に無理な計画を立てている
リースバックが向いている人/慎重に検討すべき人

以下、それぞれを詳しく見ていきます。

向いている人

1. 老後資金にゆとりを持たせたい

年金だけでは不安な方が、自宅を活用してまとまった資金を確保するケースです。住み慣れた家に住み続けられるため、生活環境を変えずに老後資金を準備できます。借入ではないため、毎月の返済に追われることもありません。

2. 住宅ローンの返済が負担

売却益でローンを完済し、家賃に切り替えることで毎月の負担を軽減したい方です。返済が家計を圧迫している場合、完済によって固定資産税や修繕費の負担もなくなり、支出を見直しやすくなります。ただし、売却価格がローン残債を上回っていることが前提です。詳しくは住宅ローンが残っている場合をご覧ください。

3. 事業資金・急な出費に対応したい

事業の運転資金や医療費などを、住み替えずに調達したい方です。売却代金は使途自由のため、幅広い資金ニーズに対応できます。

4. 相続・離婚で資産を整理したい

資産を現金化して分けたいが、当面は今の家に住み続けたい方です。不動産は分けにくい資産ですが、現金化することで分割や精算がしやすくなります。

共通点

「まとまった資金が必要」かつ「引っ越しはしたくない」――この2つが揃うとリースバックの利点が活きます。逆に、どちらか一方しか当てはまらない場合は、通常売却や他の資金調達も比較してみましょう。

慎重に検討すべき人

次のようなケースでは、リースバックが最適とは限りません。他の選択肢と比較したうえで判断しましょう。

  • 売却価格の安さに納得できない:すぐに住み替えてよいなら、市場価格に近い通常売却のほうが手取りが多くなることがあります。リースバックの売却価格は市場価格の6〜8割が目安です。
  • 家賃を長期に払い続ける家計の見通しが立たない:売却資金を使い切った後も家賃の支払いは続きます。長期的に払い続けられるかを確認しましょう。
  • ずっと住み続けたいのに定期借家契約しか選べない:定期借家は期間満了で終了する可能性があります。長期居住を望むなら契約形態の確認が欠かせません。

判断のための考え方

向き・不向きは、最終的に家計全体で判断します。次の2点を軸にすると、ぶれずに考えられます。

  1. いくら手元に残るか:売却見込み額から住宅ローン残債や諸費用を差し引いて、実際に使える資金を把握する。
  2. 毎月いくら払い続けられるか:売却資金を使った後の収入で、家賃を無理なく払い続けられるかをシミュレーションする。

この2点が両立してはじめて、リースバックの利点が活きます。価格と家賃のバランスは費用・相場、メリット・デメリットの整理はメリット・デメリットもあわせてご確認ください。

よくある質問

Q. 年金生活ですが利用できますか? A. 利用できる場合があります。リースバックは個人の信用審査が中心ではなく、物件の価値や家賃の支払い能力が重視されます。毎月の家賃を無理なく払い続けられる見通しが立つかがポイントです。

Q. 通常の売却とどちらが得ですか? A. すぐに住み替えてよいなら、市場価格に近い通常売却のほうが手取りは多くなりやすいです。一方、「今の家に住み続けたい」という希望があるなら、その価値を含めてリースバックを検討する意味があります。希望条件しだいです。

Q. 自分が向いているか分かりません。どう判断すれば? A. 「いくら手元に残るか」と「毎月いくら払い続けられるか」を家計全体で確認するのが基本です。判断に迷う場合は、複数社の条件を比較し、専門家に相談して具体化することをおすすめします。

まとめ

ご自身が「向いている人」に当てはまるかは、家計全体と希望条件で判断します。「まとまった資金が必要」かつ「引っ越しはしたくない」が揃うときに、リースバックの利点が最も活きます。メリット・デメリット費用・相場を確認のうえ、無料相談で具体的に検討してみてください。

この記事の執筆・監修

リースバックス 編集部編集部

リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。

監修:松浦 誠大宅地建物取引士

株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。

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