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ホテル・旅館のリースバック|営業を止めずに資金調達する方法
法人・事業用

ホテル・旅館のリースバック|営業を止めずに資金調達する方法

ホテル・旅館のセール&リースバックを解説。営業・雇用・予約を維持したまま建物を資金化する仕組み、改装資金の確保、賃料と稼働率のバランス、買い戻し条項や事業承継での活用と注意点をまとめます。

8分で読めます

大阪・関西の法人向けリースバックのページでは、対象物件・仕組み・ご相談の流れをまとめています。

ホテル・旅館は建物の評価額が大きい一方、観光需要の変動で資金繰りが揺れやすい業態です。リースバックなら、営業を止めずに施設を売却して資金化し、そのまま運営を続けられる場合があります。

この記事のポイント

  • 施設を売却後も賃借して営業を続けられるため、休業・移転が発生しない
  • 従業員の雇用、先々の予約、屋号・ブランドをそのまま維持できる
  • 改装・リニューアルや閑散期の運転資金など、宿泊業特有の資金需要に対応できる
  • 賃料は固定費になるため、稼働率・客単価とのバランス設計が重要
  • 買い戻し条項を付ければ、将来の再取得を目指せる場合がある

ホテル・旅館リースバックの仕組み

リースバックでは、土地・建物を買主(不動産会社など)に売却し、同時に賃貸借契約を結んで営業を継続しながらまとまった資金を確保します。所有と運営を分けるだけなので、宿泊約款や予約、従業員の雇用、屋号はそのまま維持できます。

売却価格は一般に市場価格の6〜8割が目安、賃料は「売却価格×期待利回り÷12」が目安です。詳しくはリースバックの家賃の決まり方をご覧ください。

宿泊業ならではの活用シーン

資金需要リースバックの活かし方
客室・大浴場の改装、リニューアル売却資金を投資に回し、競争力を回復する
閑散期・需要変動への備え運転資金を厚くし、借入枠を温存する
借入金の圧縮・財務改善総資産を圧縮し、バランスシートを軽くする
事業承継・M&Aの準備不動産を切り離し、事業を引き継ぎやすくする
将来の撤退・縮小の準備先に資産を現金化し、選択肢を確保する

観光需要は季節・景気・国際情勢で大きく変動します。借入れと違い負債を増やさずに手元資金を確保できる点は、資金繰り改善の考え方と共通です。

賃料負担と稼働率のバランス

リースバック後は賃料が毎月の固定費になります。宿泊業は売上が稼働率・客単価に連動するため、閑散期でも賃料を支払える水準かが設計の要です。

  • 直近数年の稼働率・GOP(営業総利益)をもとに、支払余力を確認する
  • 売却価格を優先しすぎると賃料が上がりやすい点に注意する
  • 改装投資による稼働率改善を織り込みすぎない(保守的に見積もる)

賃料は「最も稼働が落ちる時期」を基準に

繁忙期の売上を前提に賃料を決めると、閑散期に資金繰りを圧迫するおそれがあります。売却価格と賃料のバランスは、保守的なシナリオで確認しましょう。

事業承継・撤退準備としての活用

後継者への承継や旅館M&Aでは、評価額の大きい不動産が引き継ぎの障害になることがあります。リースバックで不動産を切り離せば、運営事業だけを譲渡しやすくなる場合があります。詳しくは事業承継・M&Aでの活用をご覧ください。

また、将来の撤退・縮小を視野に入れる場合も、先に資産を現金化しておくことで、事業の出口の選択肢を広げられる可能性があります。

買い戻し条項について

経営が回復した将来に施設を再取得したい場合は、契約時に買い戻し(再売買の予約)条項を設ける方法があります。買い戻し価格や期限は契約で決まるため、条件を事前に確認することが重要です。詳しくはリースバックの買い戻しで解説しています。

税務・会計の確認を

売却益の課税、賃料の損金算入、リース会計上の取り扱いなどは個別事情によります。実行前に顧問税理士・会計士にご確認ください。

よくある質問

Q. 営業を止めずに売却できますか? A. はい。売却と同時に賃貸借契約を結ぶため、休業せずに営業を続けられるのがリースバックの特徴です。予約や雇用もそのまま維持できます。

Q. 旅館の建物が古くても対象になりますか? A. 立地・建物の状態・収益性などにより個別判断となります。築年数が古い施設でも条件が整えば対応できる場合がありますので、まずはご相談ください。

Q. 改装資金だけを部分的に調達することはできますか? A. リースバックは不動産全体の売却が基本です。必要資金の規模によっては借入れなど他の手段との比較も含め、資金計画全体でご検討ください。

Q. 将来、施設を買い戻すことはできますか? A. 契約時に買い戻し条項を設けることで、将来の再取得を目指せる場合があります。価格・期限などの条件は契約内容によります。

まとめ

ホテル・旅館のリースバックは、営業・雇用・ブランドを維持したまま資金を確保し、改装投資や需要変動への備え、事業承継の準備にも活用できる手段です。賃料と稼働率のバランスを保守的に設計することが成功の鍵になります。法人向けリースバックの全体像やリースバックの買い戻しもあわせてご覧ください。

大阪・関西の法人のご相談は、無料相談フォームよりお気軽にどうぞ。

この記事の執筆・監修

リースバックス 編集部編集部

リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。

監修:松浦 誠大宅地建物取引士

株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。

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