
リースバック契約の解約・クーリングオフはできる?
リースバック契約を解約できるのか、クーリングオフは使えるのかを解説。売主が個人の場合の扱い、売買契約・賃貸借契約それぞれの解約、後悔しないために契約前にできることをまとめます。
約5分で読めます
「契約したけれど解約したい」「クーリングオフできる?」という相談は少なくありません。リースバックの解約は容易ではないため、仕組みを正しく理解しておきましょう。
✓この記事のポイント
- リースバックでは利用者が「売主」になるため、クーリングオフは基本的に使えないことが多い
- クーリングオフ(宅建業法)は、宅建業者が売主で買主を保護する制度
- 売買契約は手付解除や契約不適合などの条件下でしか解約しにくい
- 賃貸借契約は借主から解約できるが、住み続けの目的を失う
- だからこそ「契約前の確認」が最大の防御になる
クーリングオフは使える?
リースバックは対象外のことが多い
宅地建物取引業法のクーリングオフは、「宅建業者が自ら売主」となる取引で買主を保護する制度です。リースバックでは利用者が"売主"・不動産会社が"買主"になるため、利用者はこの制度の対象外となるのが一般的です。「クーリングオフできる」と思い込まないようにしましょう。
つまり、契約してしまうと簡単には撤回できないのがリースバックの実情です。
売買契約の解約
いったん成立した売買契約の解約は限定的です。
- 手付解除:相手が履行に着手する前なら、買主は手付金の放棄、売主は手付金の倍返しで解除できる場合がある
- 契約不適合・説明義務違反:重要な事実の不告知などがあれば解除や賠償を主張できることがある
いずれも条件が厳しく、トラブル時は専門家への相談が必要です。
賃貸借契約の解約
賃貸借契約は、借主(住む人)からは解約できるのが一般的です。ただし解約すれば住み続けるという目的そのものを失うことになります。中途解約の条件(予告期間・違約金)も確認が必要です。
後悔しないために契約前にできること
- 契約書を持ち帰り、内容を十分に確認する
- 価格・家賃・契約形態・買い戻し条件を書面で確認する
- 複数社を比較し、急かす業者とは契約しない
契約形態は普通借家と定期借家の違いで、トラブル時の相談先はトラブル相談先で解説しています。
よくある質問
Q. 契約直後でも解約できませんか? A. クーリングオフが使えないことが多く、解約は限定的です。早めに専門家へ相談してください。
Q. 「8日以内なら解約できる」と言われました A. リースバックでは利用者が売主のため、その説明が当てはまらないことがあります。契約書と制度を慎重に確認しましょう。
Q. 解約できないなら何に気をつければ? A. 契約前の確認が最重要です。複数社比較と書面確認を徹底しましょう。
まとめ
リースバックはクーリングオフが使えないことが多く、契約後の解約は容易ではありません。だからこそ、契約前の確認と複数社比較が決定的に重要です。契約形態の違いやトラブル相談先もあわせてご確認ください。
契約前のセカンドオピニオンは、無料相談フォームからご相談ください。
この記事の執筆・監修
リースバックス 編集部編集部
リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。
監修:松浦 誠大宅地建物取引士
株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。
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