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マンションのリースバックの特徴と注意点
基礎知識

マンションのリースバックの特徴と注意点

分譲マンションをリースバックする場合の価格の考え方、管理費・修繕積立金の扱い、戸建てとの違いを、図解つきでわかりやすく解説します。

8分で読めます

分譲マンション(区分所有)でもリースバックは利用できます。

この記事のポイント

  • 分譲マンション(区分所有)でもリースバックは利用でき、立地が良いと条件が出やすい傾向
  • マンションは流動性が高く、駅近・都心部などは買主が付きやすいため査定が出やすい
  • 所有権が移ると管理費・修繕積立金は原則として新所有者(買主)の負担になる
  • これらが家賃に含まれるか別途かは事業者により異なるため、総額で比較することが大切
  • 戸建てとの違いは「流動性の高さ」と「維持費の扱い」。契約形態(普通借家/定期借家)の確認も重要

マンションは流動性が高く査定が出やすい

立地の良いマンションは需要が安定しており、買主が付きやすいため、リースバックでも比較的条件が出やすい傾向があります。都心部や駅近の物件はとくに有利です。

リースバックの買主は「将来また売れる・貸せる」ことを前提に購入します。そのため、再販や賃貸がしやすい流動性の高いマンションは、価格・家賃の条件が整いやすいのです。逆に、需要の乏しいエリアや築古で管理状態の悪い物件は、条件が厳しくなることがあります。審査で見られる観点は審査基準もあわせてご覧ください。

管理費・修繕積立金の扱い

マンションを売却して所有権が移ると、原則として管理費・修繕積立金は新所有者(買主)の負担になります。これらが家賃にどう反映されるかは契約で確認しましょう。

ここはマンション特有の重要ポイントです。所有者でなくなることで管理費・修繕積立金を直接支払う立場ではなくなりますが、その分が家賃に織り込まれているのか、それとも家賃とは別に負担が求められるのかは、事業者によって扱いが異なります。

家賃と諸費用の関係

管理費・修繕積立金が家賃に含まれるのか、別途かかるのかは事業者によって異なります。「家賃◯万円」だけで比較せず、毎月の総支払額で比較することが大切です。

契約形態(普通借家・定期借家)の確認も重要

マンションでも戸建てでも、住み続けられる期間を左右するのが賃貸借契約の形態です。下の図のように、普通借家か定期借家かで「いつまで住めるか」が大きく変わります。

普通借家契約

  • ・更新が前提で、長く住み続けやすい
  • ・借主(住む人)の保護が比較的厚い
  • ・貸主からの一方的な解約は原則むずかしい

定期借家契約

  • ・契約期間が定められ、満了で終了する
  • ・再契約できる場合もあるが保証はされない
  • ・長期居住を望むなら期間・更新条件の確認が重要
住み続けられる期間は契約形態(普通借家・定期借家)で変わる

長く住み続けたい場合は、更新して住み続けやすい普通借家が安心です。定期借家の場合は、期間満了で終了する可能性があるため、再契約の可否と条件を必ず確認しましょう。契約形態の詳しい違いは普通借家と定期借家の違いで解説しています。

戸建てとの違い

マンションと戸建てでは、流動性や維持費の扱いに違いがあります。次の表で整理しましょう。

項目マンション戸建て
流動性高い(立地次第)エリアによる
維持費管理費・修繕積立金自己管理
査定のしやすさ比較的しやすい個別性が高い

戸建ては土地を含むため個別性が高く、エリアや形状によって査定額の幅が大きくなりがちです。一方マンションは、同じ建物内の取引事例が参考にしやすく、立地が良ければ査定が安定しやすいという特徴があります。ただしマンションは、管理費・修繕積立金という固有の費用が毎月の負担に関わってくる点に注意が必要です。

注意点

  • 築年数や管理状態が査定に影響する(修繕積立金の積立状況や大規模修繕の履歴も見られることがあります)
  • 賃貸借契約の家賃・期間・更新条件を確認する
  • 管理費・修繕積立金が家賃に含まれるか、別途かを確認する

よくある質問

Q. マンションは戸建てよりリースバックしやすいですか? A. 一概には言えませんが、立地の良いマンションは流動性が高く買主が付きやすいため、条件が出やすい傾向があります。戸建ては個別性が高く、エリアや形状によって査定額の幅が大きくなりやすいです。

Q. 売却後、管理費や修繕積立金は誰が払いますか? A. 所有権が移ると、原則として管理費・修繕積立金は新所有者(買主)の負担になります。ただし、その分が家賃に織り込まれるか別途負担かは事業者により異なるため、毎月の総支払額で確認しましょう。

Q. 築古のマンションでも利用できますか? A. 立地や管理状態しだいで利用できる場合があります。築年数だけでなく、修繕積立金の状況や需要のあるエリアかどうかも条件に影響します。まずは無料相談で個別にご確認ください。

まとめ

マンションのリースバックは、流動性の高さから条件が出やすい一方、管理費・修繕積立金の扱いという固有の確認ポイントがあります。家賃だけでなく毎月の総支払額で比較し、契約形態(普通借家/定期借家)もあわせて確認しましょう。価格や家賃の決まり方は費用・相場の記事を、全体像はリースバックとは(ガイド)をご覧ください。

マンションのご相談は無料相談で承ります。

この記事の執筆・監修

リースバックス 編集部編集部

リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。

監修:松浦 誠大宅地建物取引士

株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。

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