
リースバックで失敗しない選び方|比較すべき5つのチェックポイント
リースバックの会社・契約を選ぶときに比較すべき5つのポイント(売却価格・家賃・契約形態・買い戻し・対応エリア)を、図解とチェックリストつきで解説します。
約11分で読めます
リースバックは会社や契約条件によって、受け取れる金額も住み続けやすさも大きく変わります。
✓この記事のポイント
- 比較すべきは「売却価格・家賃・契約形態・買い戻し・対応エリア」の5点
- 売却価格と家賃はセットで決まるため、片方だけでなく総支払いで判断する
- 契約形態(普通借家/定期借家)で住み続けられる期間が変わる
- 条件は会社で差が出るため、必ず複数社を比較してから決める
リースバックを選ぶ前に確認したい5つのポイント
| 比較ポイント | 確認すること | 判断の目安 |
|---|---|---|
| ① 売却価格 | 市場価格に対する割合 | 6〜8割が目安。複数社で比較する |
| ② 家賃(リース料) | 月額と想定利回り | 周辺の家賃相場と比べ割高すぎないか |
| ③ 契約形態 | 普通借家か定期借家か | 長く住むなら普通借家が安心 |
| ④ 買い戻し | 買戻し特約の有無・価格 | 将来買い戻すなら金額・期限を明記 |
| ⑤ 対応エリア・実績 | その地域で対応できるか | 関西の物件は地域に強い会社へ |
リースバック選びの5つの軸
- 売却価格:市場価格の6〜8割が目安。複数社の査定額を比較する
- 家賃(リース料):月額と改定条件を確認し、長期で払えるか試算する
- 契約形態:普通借家か定期借家か。住みたい期間に合っているか
- 買い戻し:買戻し特約の有無・価格・期限を書面で確認する
- 対応エリア・実績:対象地域に強く、実績のある会社か
① 売却価格は「相場の何割か」で比較する
リースバックの売却価格は市場価格の6〜8割が目安です。会社によって想定する利回りが異なるため、提示額にも差が出ます。1社だけで決めず、複数社の査定を比較しましょう。「最初に出た金額」が相場かどうかは、他社の提示と並べて初めて判断できます。価格の決まり方は売却価格と家賃の相場で詳しく解説しています。
② 家賃は売却価格とセットで考える
家賃は「売却価格 × 想定利回り ÷ 12」で決まるため、売却価格を高くすると家賃も上がる関係にあります。たとえば想定利回りが同じなら、売却価格を高く提示する会社ほど月々の家賃も高くなりやすい、ということです。
受け取る一時金の大きさだけでなく、毎月の家賃を長期で払い続けられるかを家計全体で確認することが大切です。「一時金は多いが家賃が重い」のか「一時金は控えめでも家賃が軽い」のか、トレードオフを意識して比べましょう。
売却価格を高くすると
- ・受け取れる資金は増える
- ・買主の利回り確保のため家賃は上がりやすい
売却価格を抑えると
- ・受け取れる資金は減る
- ・毎月の家賃は抑えやすい
③ 契約形態(普通借家/定期借家)を必ず確認する
長く住み続けたい場合は、更新できる普通借家契約が向いています。定期借家契約は期間満了で退去を求められる可能性があるため、契約形態は申し込み前に必ず確認しましょう。
「ずっと住めると思っていたら定期借家だった」という行き違いは、トラブルの典型例です。何年住み続けられるのか、更新・再契約の可否はどうかを、口頭ではなく書面で確認してください。
④ 買い戻しを考えるなら条件を書面で
将来的に自宅を買い戻したい場合は、買戻し特約の有無、買い戻し価格、期限を契約書で明確にしておきます。買い戻し価格は売却額より高くなる傾向があるため、「いくらで・いつまでに」戻せるのかを具体的な数字で確認しておくと、後の食い違いを防げます。
⑤ その地域に対応・精通しているか
リースバックの条件は住宅需要や流動性によって変わるため、対象エリアに強い会社を選ぶと条件が出やすくなります。関西エリアであれば、エリアごとの基礎データを確認したうえで相談するとよいでしょう。
良い条件・注意したい条件の見分け方
同じ「リースバック」でも、提示される条件には幅があります。次のような違いを目安に比較してみましょう。
前向きに検討しやすい例
- 売却価格が相場(6〜8割)の範囲に収まる
- 家賃が周辺相場とかけ離れていない
- 普通借家など長く住める契約を選べる
- 買い戻し条件が書面で明確
- 複数社で比較したうえでの提示
慎重に確認したい例
- 相場より極端に安い売却価格
- 周辺相場より大幅に高い家賃
- 説明なく定期借家のみを提示
- 買い戻し条件があいまい・口頭のみ
- 即決を強く迫られる
「価格だけ」「家賃だけ」で選ばない
売却価格と家賃はセットで決まります。価格の高さだけ、あるいは家賃の安さだけで選ぶと、総支払いで見たときに不利になることがあります。必ず両方を合わせた「総額」で比較してください。
契約前のチェックリスト
申し込み前に確認したいこと
- 売却価格は市場価格の何割か、複数社で比較したか
- 毎月の家賃と、長期で払い続けられるかを試算したか
- 契約形態は普通借家か定期借家か、住み続けたい期間に合っているか
- 買戻し特約の有無・価格・期限を確認したか
- 売却価格と家賃の「総額」で他社と比べたか
まとめ
リースバックは「価格」だけで選ぶと後悔につながりやすい仕組みです。価格・家賃・契約形態・買い戻し・対応エリアの5点を、必ず複数社で比較して判断しましょう。よくある失敗はトラブル事例、「やめたほうがいい」と言われる背景は注意点の記事でも確認できます。
よくある質問
Q. 何社くらい比較すればよいですか?
A. 明確な決まりはありませんが、条件の幅を把握するために少なくとも複数社を比較することをおすすめします。1社のみだと、その提示額や家賃が相場と比べて妥当かどうかを判断しづらくなります。
Q. 売却価格が高い会社を選べば得ですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。売却価格が高いと家賃も上がりやすいため、毎月の負担が重くなる場合があります。一時金と家賃を合わせた総額、そして住み続けやすさ(契約形態)まで含めて比較しましょう。
Q. 関西エリアでも対応していますか?
A. はい。関西エリアの物件については、地域の事情に詳しい体制でご相談を承っています。エリアごとの基礎データはエリア情報をご覧ください。
関西エリアのリースバックは、エリアごとの情報をご覧いただいたうえで、無料相談・査定もご利用ください。仕組みの基礎はリースバックとは(ガイド)で確認できます。
この記事の執筆・監修
リースバックス 編集部編集部
リースバック・不動産売却に関する情報を、公的機関や事業者の公開情報をもとに調査し、利用者目線でわかりやすくお届けする編集チームです。制度や相場は変化するため、最新情報は専門家への確認を推奨しています。
監修:松浦 誠大宅地建物取引士
株式会社ハース所属の宅地建物取引士。大阪・梅田を拠点に、リースバックを含む不動産売買・賃貸借の実務に携わる。実務者の視点から、記事内容の正確性を確認しています。
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